フランスが生んだ世界的ブランド「ラコステ」。
左胸に鎮座するワニのロゴを見れば、誰もがその名を思い浮かべるはずです。しかし、その誕生の背景に、一人の天才テニスプレーヤーの執念と情熱があったことを知る人は、意外と少ないかもしれません。
今回ご紹介するのは、ラコステのウォッチコレクションの中でも、ひときわ落ち着いた表情を見せる**『LACOSTE 2010897』**。
これまで「ラコステの時計=ポップでカジュアル」というイメージを持っていた方にこそ手に取ってほしい、知性とスポーティさが同居した一本です。
1. 創業者ルネ・ラコステ。その「ワニ」の正体
ブランドの歴史を少し紐解いてみましょう。
創業者のルネ・ラコステは、1920年代に活躍した伝説的なテニスプレーヤーです。全仏、全英、全米の各大会を制覇し、世界ランキング1位にまで登り詰めた彼。
彼のプレイスタイルは、粘り強く、一度食らいついたら離さない。その姿からついたニックネームこそが**「クロコダイル(ワニ)」**でした。
彼はテニスウェアのあり方にも革命を起こしました。当時、テニスは窮屈な長袖シャツでプレーするのが常識でしたが、ルネは通気性の良い「ピケ織り(カノコ)」の半袖シャツを考案。これが現在のポロシャツの原型です。
スポーツ選手が自らブランドを立ち上げ、それが100年近く愛される世界的アイコンになる。このドラマチックな背景を知ると、文字盤の小さなワニが、また違った頼もしさを持って見えてきませんか?
2. 「らしくない」からこそ選ばれる、濃紺の気品
以前紹介したラコステの時計は、白いケースにロゴが浮き出るような、いかにも「夏・スポーティ」なデザインでした。しかし、この『2010897』は一線を画します。
深みのあるネイビー(濃紺)の統一感
ケースからストラップまで、落ち着いたネイビーで統一されています。黒ほど重すぎず、青ほど若すぎない。この絶妙なカラーリングが、大人の「こなれ感」を演出してくれます。
ミニマルな文字盤デザイン
文字盤には過度な装飾がなく、3時位置にさりげなく添えられたカラーロゴがアクセントになっています。インデックス(目盛り)もシンプルで視認性が高く、仕事中にチラリと目をやってもストレスがありません。
ラバーベルトの進化
「ラバーベルト=汗をかくスポーツ用」というイメージを覆す、しなやかな質感が特徴です。表面に細かなテクスチャが施されているため、テカリが抑えられ、高級感すら漂います。
3. 全年齢層をカバーする「万能性」
この時計の凄さは、着ける人を選ばない「守備範囲の広さ」にあります。
20代の若者へ: ブランドの知名度は抜群。カジュアルな服装を「少し大人っぽく」引き締めてくれるアイテムとして。
30代・40代のビジネスマンへ: 休日のジャケパンスタイルや、リモートワーク時のラフな格好に合わせる「ちょうどいい抜け感」のある時計として。
アクティブなシニア層へ: 軽くて丈夫、そして品がある。テニスやゴルフ、ウォーキングなど、スポーツを楽しむ際の相棒として。
まさに全方位外交ができる一本です。お気に入りに入れていたモデルが売り切れてしまい、再検索でこのモデルに出会ったというエピソードがありましたが、それはまさに「長く愛用できる本質的な一台」に辿り着いた、運命的な出会いだったと言えるかもしれません。
4. 「スポーツの秋」を彩る実用性
季節は秋。地域によっては少し肌寒さを感じる季節かもしれませんが、体を動かすには最高のシーズンです。
創業者が元テニスプレーヤーであるラコステの時計は、当然ながら「動き」に寄り添うように作られています。
日常生活防水を備え、汚れを拭き取りやすいラバーベルトは、テニスやゴルフ、ジムでのトレーニングにも最適。
「今日はがっつりスポーツをするけれど、その後の食事にもそのまま行ける格好でいたい」
そんなシーンで、このネイビーの『2010897』は最強の武器になります。スポーツウェアにはもちろん、きれいめのチノパンやシャツスタイルにも違和感なく溶け込むからです。
5. 結論:1万円台で手に入る「フレンチ・シック」
参考楽天市場価格:約17,909円 (+税)
2万円を切る価格帯でありながら、これほどまでに「品」と「物語」を感じさせる時計は希少です。
高級時計を一本持っている方でも、雨の日やアクティブな日の「二本目の選択肢」として、これ以上心強い存在はないでしょう。
売り切れが続出しているというお話もありましたが、このデザインと価格なら納得です。もし在庫を見つけたら、それはあなたの手元でワニが輝くチャンスかもしれません。
新しい時計を手に入れると、少しだけ外に出るのが楽しみになる。
この『2010897』と一緒に、爽やかな秋の風を感じてみませんか?
※更新時点で、各所在庫切れのようです。 随時検索結果をご確認ください。


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