今回ご紹介する時計は、日本の時計製造の最高峰であり、世界中の時計ファンから羨望の眼差しを集めるブランド、セイコー(SEIKO) グランドセイコー スポーツコレクション SBGV243です。
2018年の登場以来、それまでの「真面目で堅い高級ビジネスウォッチ」というグランドセイコーのイメージをガラリと変え、日常でガシガシ使い倒せるタフな相棒として異彩を放ち続ける傑作の魅力に迫ります。
1. 高級時計の常識を覆す。堅苦しさを脱ぎ捨てた「高機能ナイロンベルト」の遊び心
この時計を語るうえで、まず外せない最大の個性であり、ついに国内ブランドで見つけた!と快哉を叫びたくなるポイントが、そのベルト部分です。
この20万〜30万円台という本格的な高級時計の価格帯において、ベルトに「ナイロン素材」を採用しているモデルは非常に珍しいと言えます。海外のカジュアルラグジュアリーなブランドでは稀に見かけますが、国内の、しかもあのグランドセイコーがこれをやってのけたことには大きな意味があります。
これによって、これまでのドレスウォッチのような堅苦しい印象が一気に和らぎ、現代のライフスタイルにマッチする絶妙な「遊び(カジュアル感)」が生まれました。
しかも、ただのナイロンではなく、一般的なナイロンの7倍もの強度を持つといわれる超タフな高機能素材「コーデュラ」を採用。ステッチの鮮やかな赤ラインがアクセントになっており、高級感を損なうことなくスポーティな躍動感をプラスしています。
そして何より、太く引き締まった針と立体的なインデックスがもたらす「時間の読みやすさ」は、まさに素晴らしいの一言に尽きます。
2. セイコーか、グランドセイコーか? 最高峰ブランドとしての圧倒的なプライド
ネットショップや時計店を巡っていると、この時計の紹介のされ方に少し面白いバラつきがあることに気づきます。
「セイコー」の中のひとつのコレクションとして並べられていることもあれば、「グランドセイコー」という独立した単独ブランドとして格付けされていることもあり、その扱いはショップのさじ加減といったところでしょうか。
事実として、2017年にグランドセイコーは「SEIKO」のロゴを文字盤から消し、完全に独立したプレミアムブランドとしての道を歩み始めました。もちろん、セイコーの最高峰であるという本質が分かれているわけではありませんが、公式サイトを見ても完全に別枠のラグジュアリーな世界観が構築されています。
カジュアルな「プレザージュ」や、かつての尖った「ガランテ」といった他のコレクションとは明らかに一線を画す、「世界に誇る日本の最高峰なんだぞ」というメーカー側の並々ならぬ意気込みとプライドが、このバキバキにエッジの立ったケースの仕上げひとつからもビンビンと伝わってきます。
当ブログでは、敬意を込めて「セイコーが誇る究極のブランド、グランドセイコー」として、これからもその動向を追いかけていきたいと思います。
3. いつかは腕元に。人生の転機や目標として飾りたい「最高のリアルクローズ」
グランドセイコーのクォーツモデルといえば、いわゆる「大卒の初任給」で手が届くか届かないか、という約20万円強からラインナップされています。
頑張れば手が届くかもしれない、けれど決して安易にはポケットマネーからポンと出せるわけではない――この絶妙な価格設定こそが、働く大人にとっての「大きな目標」として、私たちの胸を熱くさせる理由ではないでしょうか。
私自身、「あの人生の転機や、記念すべきタイミングで手に入れておけば良かったなぁ」なんて、今でも時折振り返ってしまうことがあります。完璧なタイミングを逃してしまったような気がして、なかなか購入する機会に恵まれないまま今日に至るのですが、だからこそ、この時計に対する憧れは薄れるどころか、年々深まるばかりです。
1年間にわずか「±10秒」しかズレないという、時計としての絶対的な正義を体現した世界最高峰の「9Fクォーツ」ムーブメント。この圧倒的な信頼性を宿した一本を、いつの日か自分の手首に巻き、誇らしく街を歩く日を夢見ています。
製品スペック詳細(Sport Collection SBGV243)
| 項目 | 内容 |
| ブランド | グランドセイコー(Grand Seiko) |
| コレクション | スポーツコレクション(Sport Collection) |
| 型番 | SBGV243 |
| 駆動方式 | 9Fクォーツ(電池式/キャリバー9F82) |
| 精度 | 年差±10秒(驚異の超高精度) |
| ケース素材 | ステンレススチール(縦ヘアライン仕上げ) |
| バンド素材 | コーデュラナイロン(ブラック/レッドステッチ) |
| ケースサイズ | 直径 40.0mm / 厚み 11.8mm |
| 防水性能 | 20気圧防水(ねじ込み式リューズ搭載) |
| 主な機能 | カレンダー(日付)表示、ルミブライト(蓄光)、耐磁時計(JIS1種) |
| 参考税込価格 | 約240,000円(+税/当時のメーカー希望小売価格) |
結論:お行儀の良さを脱ぎ捨てた、最もタフで美しいGS。日常を戦う大人へ贈る「至高の実用時計」
グランドセイコーの「SBGV243」は、ブランドが培ってきた世界最高のクォーツ技術と、現代のタフなアクティビティに応える強靭さを融合させた、これ以上ないほど贅沢なリアルクローズです。
スーツに合わせるための上品なGSも素敵ですが、あえて強固なコーデュラナイロンベルトを纏い、バキバキにエッジを効かせた20気圧防水のケースからは、実用時計としての究極の機能美が溢れています。
大卒の初任給を握りしめて買いに行くような、あるいは人生の新たな一歩を踏み出すときの記念碑として。これほど所有欲を満たし、毎日の時間を正確に、そしてドラマチックに刻んでくれる相棒は他にありません。
「いつかはグランドセイコーを」――そう願うすべての大人に、ただの高級品ではない、日常のタフな相棒として自信を持っておすすめしたい、一生物の価値を持つ傑作です。
※更新時点で、各所在庫切れのようです。 随時検索結果をご確認ください。

コメント